2015-02-12

写真の奥深さ。

「写真家」には二種類あります。

この話はこれまでにも書いたことがあるんですが、「写真作家」と「職業写真家」。

私は職業写真家として、出張撮影や宣伝用の写真、雑誌の撮影などを承っています。

でも、誰からも依頼されなくても、ずっと撮り続けたい写真があります。

私は元々、職業写真家になりたくて、写真の勉強を始めたのですが、そこで出会ったり惹かれたのが、写真作家の先生でした。

同じ大学の同級生にも、作家として、頑張っている人が何人かいます。
そして、ギャラリーを運営して、写真に携わっている人もいます。

はたまた、あんまり喋ったことないけど、コマーシャル写真の分野、東京で結構頑張っていると聞いた職業写真家になった人もいるらしい…なんか多分オッサレ~な感じの男子だったと思う。女性でも一人頑張っている人がいるみたい。

私が学校に行っていた頃は人数も多くて喋ったことない人が結構いました。
というか、私があんまり輪に入っていくのが得意ではなくて、友達はそんなに多くない学生生活でした。

実はもう一つ、その前に違う大学にも行っていて、その時はたくさん友達を作って楽しくやっていたんですが、なんか芸大では周波数が違うのかな???よくわかりません。変人が多いのかもしれないですね。

話は戻って、私はここ数年、仕事とは別に撮っている写真があります。
それを外に出す機会が欲しくて去年は特に頑張りました。

ずっと撮ってはきていたんですが、まとめるという作業をして、選んで選んで、残して、また組み合わせてという作業をしてきたわけです。

それを発表する場は、14年5月の tumiki cafe での個展でした。

「深呼吸」というタイトルで「深呼吸を促す写真を撮りたい」という想いで撮ったものです。
無音の中に息の音だけが聞こえるようなそんな世界を撮りたいと思ったんです。
それはHPにも掲載しています。こちら。

そして、その「深呼吸」を、学生の頃からずっと挑戦したいと思っていた『写真新世紀』という写真作家の登竜門的なタイトルに応募しました。

他の賞にはオトナになってからも「シロイモノシリーズ」っていう作品集を作って、ちょっとだけ応募したことがあったのですが、この賞には応募したことがなかったんです。

でもずっと出してみたかった。けど「まだまだ私にはダメだ」って思っていて。

そんな私もやっとこさ、出せる写真ができた!と思ったので、頑張って編纂して出したのですが、残念なことに何もひっかかりもかすりもせずに返却されてしまいました。凹む。

今はHIROMIXも審査員になっています。

HIROMIXっていうのは私が学生のころに女子写真ブームの火付け役となったというか、ニューエイジとしてもてはやされた存在で、過去に写真新世紀で優秀賞を穫ったことがある人なんです。同世代です。

この賞は、以前はアラーキーも審査員だったし、ちょっと癖のある審査員で、癖の強いタイトルだとは思うんですが、写真評論家の椹木野衣さん
という人が審査員にいて、私はその人に見てもらいたいと思ったので、出しました。

この賞は「写真にできることってなんだろう?」というのがテーマで内容は特に中身には指定がないんです。

で、秋に選考結果があって、大賞になった人の写真をwebで見たんですが、なんだろう?これ?って思ったままだったんです。

先日、2月になってからそのグランプリとグランプリ候補になった人たちの写真が冊子になったものが、自宅に送られてきて、あらためてゆっくりその写真、そのコンセプトを知ったら、なるほど!なるほどな~。と思ってね。

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やはり「写真にできること」というのは社会的に鋭い切り口みたいなものとか、ちょっと見落としてしまいそうなものを静止画にすることで停めるというか、何かそういう抉り出すような強く且つ、捻りのきいたコンセプトが要求されてしまうのかな…といった印象でした。

とても勉強になった。わざわざ立派な冊子を無料で送ってきてくれてありがとう、キャノンの人。

と、同時に、私は、私の思う世界を、学生の頃から変わらないテーマである、特別な世界ではないけど、普通の人の中に眠る、細胞から愛が溢れるようなそんな写真を、きっとこれからもずっと撮り続けて、ゆっくりでも、どんなに遅くても、いつか必ず、認めてもらえるようになるまで頑張りたい!と心新たに思ったのでした。(野望の目)

ま、職業写真家で写真作家は両立しないという人もいるけどね。
いいの私は…

だって仕事の写真も楽しいし、大好きだから。
あのね、人を撮る機会が多いここ数年ですが、私は物を撮ることも好きなんです。

料理も、建築も。写真を撮ることが面白いんです。
それに喋らなくていいからね。

 

それでね、また話は変わって、ずっと続けているママのための写真教室『 Photo ♥︎ mama 』

ご好評いただいて、この5年、続けてきました。

そして、そんなママたちの写真には私も心奮えるものがあって、だから今日までやってこれたと思います。

みんな私の写真仲間です。熱意を感じる感性の強い惹き付けられる写真を撮る人たちです。

その、みんなの写真で写真展をしたい!というのはもうこの数年来想い続けてきたこと。

今回そんな夢が叶って、高槻の hammock kitchen さんで開催できる運びとなりました。

今度の3月です。もうすぐ!

出展するには、Photo ♥︎ mama に参加したことがある人、現在参加している人なら誰でも可能。

素敵なフレームに入れて飾らせてもらえることになったと一昨日、告知したら、早速たくさんのご応募がありました。

すばらしい。

この素敵なフレームに入れて飾って、

IMG_1660

後は家でそのまま飾るという、すばらしいアイデア。
(私が考えました。なぜなら、そこにそのフレームが置いてあったからです。)

ご希望の方は後4名です。先着16名の予定をしています。

先日のPhoto ♥︎ mama グランプリでのグランプリと準グランプリの方には別枠で展示していただきますよ。

それ以後のご応募も可能です。
が、フレームではなくピンチで吊るすという展示方法になる可能性もあります。(その場合はフレーム費用は発生しません)

きっと素敵な写真展になります。楽しみで仕方ありません。

私一人ではなく、Photo ♥︎ mama 写真展実行委員会を設置しました。
今度、会合があってみんなでいい写真展にしたいと思います。

ほんとすごいでしょ!すごいと思う。

だから『すごいでしょ!』ってたくさんの人に言ってまわるのも私の仕事だと思っています。
営業頑張る!苦手克服!

■まだまだ、出展したい人募集中!■

■Photo ♥︎ mama 写真展■

ママのための写真教室のママカメラマンたちによる心暖まる写真展です。

【 場 所 】高槻 hammock kitchen
【開催期間】2015年3月2日~3月28日まで。

【 定休日 】日曜日•他(不定休・Face book ページでご確認の上、来店ください)

 

 

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「come on join us!」言うてます。

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