CDジャケットの撮影

増田いずみさんのCDジャケット用の撮影のご依頼をいただいたのは、
もう随分と前だったのですが、しばらくそのお話がストップしまして
再度動き出したのが、去年の秋頃?

昨年の12月に本格的に撮影の打ち合わせをしまして。
年明けてすぐに撮影をしました。

増田いずみさんという方は、名字がたまたま一緒だったんですが、
とくに親戚ではなくて…

もの凄い経歴の方なんですね〜。

しかもオペラってちゃんと聴く機会もなく。

そういえば、中学のときに新卒採用の音楽の先生が、声楽出身で
その時、蝶々夫人だったか?なんだったか?を唄ってくれまして。

中一だったんですけど、それを聴いて、ものすごく感動した覚えがあります。

窓がね、震えてたから。

けど、やっぱり、その後、身近なところでオペラに接する機会も乏しく。
馴染みがなかったのですが。

今回、このいずみさんをご紹介いただいて、あらためて聴くことができまして。
しかも、一流のオペラ歌手さんだったものですから。

初めてお会いしたときも、
失礼ながら無知すぎる私にいろいろオペラの歴史と魅力を教えていただいてですね。

ハードル低めに、優しく、気さくな感じで教えてくださるものですから。
ますます、聴いてみたいな〜と思いました。

そんな、すんごい人の写真撮るだな〜私って…感じです。

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いずみさんが、東京でご活躍の頃は、ジャケット撮影といえば、
レコード会社さんか事務所の方かわからないですけども

そのCDのコンセプトから、撮影スタジオ、カメラマン、衣装の手配、専用のメイクさんなど
みんな周囲の人がやるもんで、いずみさんって人は、ヒエラルキーでいえば頂点ですから。

言われるままに振舞う、そういうお立場だったと思うんです。

今回の CD というのは、久しぶりの発売ということもあり、
以前のレコード会社さんとは違うそうで、大阪での撮影でしたし。

カメラマンの手配もご自身でされ、だから私にお声かけいただけたのですが…

私は今回の CD の内容から、どんな写真が必要か?
そもそもクラッシック界の常識から勉強するような、そんなレベルだったのです。

今回のアルバムはいろんな曲が入っていますが、
その中に、作詞家の「阿久悠」さんがいずみさんのために書いた未発表の曲が2曲含まれるということで。

その内容に関しても、いろいろと頭を廻らせました。

常識の範囲にあるような写真だったら私が撮る意味ないわけで。

場所もどこで撮影するのがいいのか、何が必要なんだろう…とグルグルグル。

この、考えて提案していくのもカメラマンの仕事で。特に大阪ではね!

それは私が若かりし頃にカメラマンの元で修行してきたとき、
私の師匠たちがそうされていたから、そう思うのです。

カメラマンというのは、
現場のイニシアティブをとるということはもちろんですが、
撮影の提案するということこそ、大事であって、求められるものであり、
クリエイティブなカメラマンの証なわけです。

とりあえず、「写す」ことだけなら今の時代は誰でもできるわけです。

提案力の有無、そして深み。

そこに圧倒的な差があると、私は教えられましたし、そう思っています。

そういうのって経験も大事で、私もまだまだ勉強中ですが、
感覚、感性も必要ですが、
それ以上の部分ってのは、経験や引き出しの多さだと思うんですね。

そんなこんなを見せてもらえる環境で、またそれを肌で感じ、
厳しいながらも修行してきたことは今となっては私の財産なのです。

で、話は戻って、いずみさんからは、いろいろと資料提供をいただきまして。

私が考えたことを具現化するには、絶対にわかってくれるメイクさんが必要です。

そこで、それはそれはおひさしぶりの メイクさん に依頼しました。

まず、ヘアセットが大事だし、撮影を熟知してくれている人がいいな〜と思いまして。
ヘアセットが得意な人が絶対条件です。

それで、久しぶりに彼女に会えたことも、とっても嬉しいことでした。
関係ない、ここ10年の話もたくさんしましたが、
もちろん、撮影の打ち合わせも入念にしまして。

そして、この人は私の言わんとすることをわかってくれるはず!と思っていたので。
私がピッチャーなら、彼女はキャッチャーとでも言いましょうか。

がっちりキャッチしてくれる、頼もしさを思い知りました。

で、いずみさんともイメージを共有して、3人で一つの完成形を作りあげました。

その後、プロデューサーさんにも見ていただいて、ご意見をいただいて、
デザイナーさんにもたくさんお願いをして…
いろんな人の手が上に上に重ねられて、厚みが増す感じ。

私の撮った写真は概ね OK をいただき、
私が普段から撮っている、『そこらへんに咲いている花 路傍のハナ』(これは学生の頃からの私のテーマ)との写真を重ねて、それを使っていただけることになりました。

こうしたジャケットの撮影のような、あとあと、1人で商品となって歩いていくコマーシャル撮影をさせてもらえるのがすごく好き。

もちろん、かけがえのないご家族の撮影をさせていただけるお仕事も好き。

料理の写真も大好き。

建築の撮影も商品の撮影も好きです。

できるだけ、その場の空気も写せたらいいな〜と思っていて。

普段から撮っている私の子どもの写真も空気を切り取りたいと思っています。

どのみち撮影が好きだな〜と、撮れば撮るほどに思うのです。
だから、やっぱり天職なんだと思います。

好きなことを仕事にできて、
やればやるほど、好きだなんて。

そーそーあることではないのかもしれません。
なんか最近そう思います。

だから、儲かるからこの仕事!とは思っていなくてですね…

今日お打ち合わせした方にも、「この値段、安すぎませんか?」と言われましたし。
それ、よく言われます。

しかも、経理処理は苦手。

かっ確定申告が…頭痛い2月なのです。

 

 

 

そんな 増田いずみさんの New Albam 発売記念コンサートのお知らせです。

今回、大阪会場はお子様連れの方でもお越しになれるようにと、
授乳室まで配慮があるとのことです。

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