Photo ♥︎ mama募集中！

祖父が亡くなったとブログにも書いたことで、
いろいろとメッセージをいただいたり、気をつかっていただいたりしています。
ありがとうございます。

今頃、天国で、身体が思うように動かせると喜んでいるような気がします。

祖父が施設から病院に入院して、数ヶ月、母が病院に通っていましたが、
年齢的にも施設へ帰ることは厳しいかもしれない、
誤嚥などが起り肺炎になりやすい、胃瘻をするか否か、など
なかなか厳しい選択だったとは思います。

孫の私は何もせず、母に状態を毎日聞いていただけです。

私の姉が初孫で、私たち姉妹は祖父と、孫として一番長く接することができたのだと思います。

12人の孫がいて、最大で15歳ほど年齢差がありますし、
はっきり言って、最後の方の孫はだいたい名前を間違えられますし、多勢の中の一人。

何と言っても、我らとは密度が違うんだよ〜と思ってしまいます。

祖父は結構な歳になってからカメラを始めまして、やたら「花」ばっかり撮ってました。

ありがちです。

で、「ポジを使うか？どうしようか？」という話しをよくしていました。

今はフィルムが少なくなりましたが、まだほんの20年も経たない前では、
デジカメは少なくて、写真にはフィルムが必要。

その種類にポジとネガがありました。
ポジってリバーサルフィルムで、学校のスライドに使ったり、
印刷原稿にするには、反転不要のポジが不可欠でした。

ポジが使いたいけど、「高いから…」と祖父はよく言っていました。

『切り現』と言って、撮影途中のフィルムを
「15コマまで現像してください、後は返してください！って言えば、また残りを使えるよ！」

と私が教えると、切り現の残りのフィルムがたまってしまって、
どれが撮影済みでどれが未撮影のものかわからなくなり、
多重露光してしまうというミスをよくおかしてるおじいちゃんでした。

おじいちゃんがうちに来て、「コンテストに出す写真をどれにしようか？」
という話しをしていた時、ポジで撮影した「サボテン」

おじいちゃん的には失敗だったらしいんですが、
逆光でシルエットで、サボテンのトゲが綺麗に光っているから、

「これを絶対出したらいいよ！」って私が言って、
「え？これ？これか〜！」と言いながら
その後、本当に『入選』したと、とても喜んでいました。

しかし、「何でおじいちゃんは花を撮るのか？」と聞いても
「理由はないけど、とにかくみんなと一緒に花を撮る」って感じでした。

今思うと、花を撮りに行くことが楽しいし、
植物園とか、花が綺麗なところってそれだけで癒しですよね。
許可もあまり要らないし、無害な気もします。

それに、花などあまり動きのないものをまず上手く撮れてこその写真だとも思います。
そうなんです！

私はその後、料理写真の世界に憧れて、料理専門のスタジオ、
ブツ撮りのスタジオにもアシスタントとして就職します。

人を撮るということは、アシスタント時代はあまりなくて、
その後、カメラマンとして動き出してから人を撮る機会が増えました。

「元々は、料理なんです。」てなことをよく言っていましたが、
今では、お料理やメニューの撮影、雑誌の撮影など、印刷媒体にする仕事が随分増えました。

これがそもそもやりたいことだったので、とても楽しいです。
（一方で「ママの想いを写真にする」という仕事も同じく大切な仕事です）

そんな今、やはり、物をしっかり撮るということを改めて考えます。

なので、ママ向けの写真教室に置いても、アドバンス編では、「物撮り」の練習をします。

そこで見えてくるものがあるのです。

学生時代、婚礼撮影のアルバイトをしていましたが、コマーシャル写真をしている人と
スナップしかしていない人の写真は明らかに違うということを思い知り
スタジオ経験が必ず要るんだ！と思って、就職を選びました。

スナップにも、機動力、判断力が必要なので、
どちらがすごいというものでもないですし
物撮りとスナップ撮影は違う脳みそを使うところもあるのですが、

物撮りにおけるライティングの知識というのは、必要不可欠。
絶対なのです。
だからそこを飛ばして話はできないの。

そこを噛み砕いて、楽しく、素敵な写真をみんなに残してもらえるように
みなさんに写真を撮る楽しさを伝える。

仕事で写真を撮る。
を続けていきたいし、楽しくて仕方ないです。

はい、今日も長々と書きました。
花の写真を…

Instagramは携帯で撮影することも多いのですが、
iPhone 5s で撮影した写真に、いいね！がたくさんついたので、
こちらにも載せてみます。

携帯で撮っても「いいね！」って言ってもらえる。
カメラも大事だけでど、カメラだけでもないんだよな〜。

春に開講する Photo ♥︎ mama 募集しています。