2014-04-17

写真展はなぜするのか?

今年も写真展をします。
2014年 5月3日から5月24日まで、3週間。

茨木市 tumiki cafeにて。
tumiki cafe は阪急茨木市駅西口から近く、徒歩7~8分です。不動産屋の足では5分かな。

定休日は 日曜日
月曜日から土曜日まで 11時から17時半まで開いているお子様と一緒に行けるカフェです。
写真は広いカフェ内の壁にたくさん展示します。
タイトルは 増田えみ写真展「深呼吸/まなざし」です。

「深呼吸」というのはずっと撮り続けている私の写真のテーマです。
深呼吸をしている人の写真を集めているのではなくて… 深呼吸をしたくなる写真を撮りためています。

それを今回、大きく引き延ばしたり、2枚組みで展示したりと、展示方法もいろいろ考えて、「あ、こんな風に見せるんだ」と言ってもらえるような写真展示をしたいと思っています。
実は昨年も写真展をしました。
2013年5月に、コマカフェさんにて、「まなざし」です。

これは母親が子どもに向けるまなざしを集めて展示した第1部と
うちの子どもたちで姉が妹に、妹が姉に向けるまなざしを集めた第2部で一週間ずつ展示しました。

このとき、「深呼吸」として撮っていた写真の一部を写真集にしてそっとおいていました。
それはもっと私の奥の部分を出しておきたいという思いがあったので。

それを見てくれた写真家で友人の田川梨絵ちゃんが、「なんで?なんでこっちを展示しないの?」と言いました。

私は嬉しかった。そうやんな〜と思いました。

「深呼吸」で撮った写真は個人的に撮っていた写真だったので。
カフェという場所で展示をするというときに、カフェに来た写真に興味ないお客様にもわかりやすい展示にすべきだ、との意見もあって、とにかく統一感を重視した内容にしていたのです。
わかりやすいテーマ。わかりやすい展示。を心がけました。

でも「この個人の写真でいいじゃない!」って活躍する写真家の友人が言ってくれたことが「そうだよな。この私の気持ちを表現するツールがカメラで気持ちそのものが写真だよな。それは分かりやすいばかりではないよな!」って学生のとき写真をしていた気持ちを蘇らせてくれたのでした。
もっと温度とか、空気とか、色や表情、形以外でも伝わる力みたいなものが写真にはあって、そこを無視していたような気持ちになったのでした。

それで「深呼吸」という写真集は編纂をしなおして、宝塚メディア図書館の ZINE/BOOK GALLERY! という写真集のコンテストみたいなものに出しました。入選はしました。でも入賞ではなかったので今度はもう少し、写真集の装丁などにもこだわってまた挑戦したいと思っています。
そして、今年2月、写真展ができるかもしれないという話が急に進み、私が住む茨木市の tumiki cafe で開催できることになったのですが、そのときは深呼吸で展示したいと決めていました。

でも、やはり、普段写真をアートとして考えていない、記録媒体であると思っている人に「心象表現を写真でしました」と言ってもわかりにくい面はあると思うんです。

好きな写真家は誰ですか?と写真教室に来ている方に聞いてもほぼ答えてくれません。知らないんですよね、メジャーじゃない。

だから、私の集める「深呼吸」の写真であって、見ていて楽しい写真。
とにかく飾ってあって嬉しい写真。を心がけて撮りました。
私の気持ちに添っていて、且つ、関係ない人がみても楽しい嬉しい写真。

これは学生時代からずっと思っていることなんですが、撮り手が自己満足だけでは、見る人も退屈なのです。自己満足だけでも圧倒させる写真もあると思いますが、写真って絵ではなくあるものを撮っているから、0から作り出すものよりは自由度が低い。
だから飾りたくなる写真。これでないと届かないんですよね。いや賛否あるとおもいますよ。でも私はそう思うんです。

私の気持ちというのは、今多面的で、母であり、妻や嫁であり、職業カメラマンであり、私であるわけです。この私は色んな要素があって、色んなこと考えています。複合体です。
だからどれかを分けて取り上げるというのではなく、色んな面があって感じる私の気持ちに添って撮っています。

とまぁ、長く、熱くなりましたが。

写真展はなぜするのか?

写真は私が生み出したものです。それを世に出したいと思うのは、子どもを外に連れていくようなもんで。写真を見てもらって外に出して、空気に触れて、一旦手放す。するとまた私の元に帰って来たときに、私の引き出しが増えると思うから。だから写真展をします。

 

さて、今回写真展期間中に tumiki cafe さんでイベントをします。

それはたくさんの人に足を運んでいただきたいのと同時に、写真以外のアートにも触れてもらって、楽しい時間を共有したいからです。親子で楽しんでもらいたいというキーワードもあって親子でいけるカフェで開催しています。

もちろん、キッズスペースの他に、カフェスペースがございますので、おひとりでもゆっくりできるカフェですよ!

イベント情報、詳細、申込み先などHPにまとめました。
コチラをご覧ください。→こちらをクリック

 

トップページからもわかりやすくしてみました。

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