2024-06-12
表紙の夢
雑誌などの撮影をさせてもらいますが、いつか表紙になって欲しいとそれはそれは長く思ってきたのです。
「これを表紙にするかもしれない」「これは表紙候補です」とかいう未遂はありました。
でも、なかなか表紙には至らなかった。
そう言えば、一度だけ表紙の撮影をというお話もあったのですが、小さな出版社さんだったのか
その現物を見ないまま今に至るのでした。
昨年、伺ったJTBパブリッシングの「味の宿」という本の中で3軒、撮影を担当させてもらいました。ちなみに本の中には全国のお宿が32軒紹介されています。(2024年6月〜全国で発売中)
お宿の様子なので、泊まりで伺い、夜の様子、朝の様子、お食事、お風呂、各お部屋、などなど。
屋根に登ったり、露天風呂撮影したり、とても忙しく撮影しました。
今回表紙になったのは、広大な敷地に一棟貸しの建築がいくつかある広島のお宿で、
各部屋においてあった「小石と松の葉」小石には水引が。
これは「恋しくお待ち」しておりました。という意味だそうで。
言葉遊びというか、洒落というか。それが綺麗な器に手紙を添えてお客様を迎えるという演出で。
こういうのがお宿のご主人の心なんだな〜と思って「撮っておかないと!」と。数パターン撮ったんですが、まさかこんなに大きく表紙になるとは。実物よりでかい!
ちょうど、文字がうまくいれてもらえたのか?この青い漢詩?のお皿がいいのでしょうか?
いづれにしても選んでいただけてよかったです。
きっと旅が好きで、上質なお宿をお探しの皆様に永く大切にしてもらえる本だと思います。
本が、紙ベースのものが少なくなっては来ていますが、お役に立つ、手に取りたくなる本の表紙となる写真がまた撮れますように。筋トレに励みます。
関連記事
コメントを残す