なんで勉強はするの?
次女が1年生になって頑張って勉強もしているのですが、
ふと「なんで勉強はするの?」と聞いてくるわけです。
私は「勉強は世の中に出て見極める力をつけるためにすればいい」
「今後の選択肢を広げるためにすればいい」と思っています。
しかし、それを1年生に説明するのは難しいな〜と思うわけです。
しかも次女は、人に質問しといて、すぐに気が変わり話を聞いていない…ということがよくあるタイプの人です。
で、まずは「どうしてだと思う?」と質問返しをして、ほんとに聞きたいのか試してみました。
まーまー先が聞きたいような雰囲気だったので、わかりやすく
「騙されないためだよ」と答えておきました。
『選択肢』とか言っても、『洗濯』と勘違いするのが目に見えていますしね。
次女って子はちょっとだけヒントを言えば、理由を自分で考え出せる人なので
「あ〜勉強して、本物がどれかを知っていれば見つけられるってわけか〜!!」と納得するわけです。
一方、長女はちがいます。
「なんで?なんで?どういうこと??」と具体例を聞きたいタイプ。
わかりやす〜く詐欺師の話をしておきました。
すると「歴史はやっぱり勉強しとかなあかんな〜、計算も速いほうがいいな〜」と納得されました。
で、ちょうど「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」という本がありましたので、
それを読んであげました。
次女は、この絵が気に入って、次女好みの絵のタッチなんですね。
何回も「読んで!」と言ってきます。
最初は「あ〜インド人が車に乗る話やな〜」とあるページの絵がものすごい頭に残ってしまって
本来の内容はちっとも理解できなかったのですが、
ワーキングプアの問題、二極化した富裕層と貧困層を表した絵があるのですが、
その絵がとっても気になるらしくて、
「どういうこと?どういうこと?」と何度も聞いてきます。
内容はわからなくても絵によるインパクト、視覚から訴えられるというのはものすごいものがあるんだな〜と思わされます。
絵でもって人に伝えるというのは、文章とは違うアクセスで訴えるというのは、すごいことだな〜と思います。
写真も、絵を作るというかビジュアルで投げかける面で似ているところもあると思います。
この本は1年生にはなかなか難しいし、オトナの方が勉強になるのですが、
1年生なりに思うところがあるようです。
物質至上主義に物申す内容な本です。
そんな次女は以前はディズニーのプリンセス一色でしたが、
今はムーミンのスナフキンが大好き。
いろんな考え方を学んでいるようです。
こちらもいろんな選択肢を見せてあげたいと思います。
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