KYOTOGRAPHIE その2
今日、Photo ♥︎ mama ビギナーとプレミアムをスタジオおててくらぶで開催しました。
次回のレッスン6/14では、お誕生日ろうそく写真の撮り方実験をします。
ぜひご参加くださいね。
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それに今日、言おうと思って忘れてたんですが、
京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE が今開催されています。(22日まで)
その中の京都市美術館別館2階で開催されている クリスチャン・サルデ『PLANKTON 漂流する生命の起源』について今日は書きます。
これは映像、音楽も一緒に展示されていましたが、写真のみなら撮影してもいいとのことでしたので、撮影してきました。
こちら
真っ暗なな中の展示でした。
これがプランクトンの世界らしいです。で、これを海の植物も動物も食物連鎖で繋がっていっている
『生命の起源』は色が豊富で、輝いていました。
裸眼では見えないような小さな小さな世界です。
実は昨年秋に宝石の撮影依頼を続けてご依頼いただきまして、
連日、ジュエリーを撮り続けていたのですが、プランクトンは宝石みたいでした。
宝石も鉱物だから、自然界に存在する色なんですね。
私はサファイアって言われてもピンとこなかったんですが、
撮影を通じて、サファイアっていろんな色があって、柔らかい色味でとても素敵なものなんだな〜と感心したんです。
プランクトンも同じく、自然の世界のものは絶妙の色とデザインでなんともよくできている、素敵でした。
ところが、ひときわケバケバしい色のプランクトンの写真ががありました。
それはプラスチックがゴミとして海に捨てられ、そこに有害な物質がくっついてくるのですが、
自然の色ではない、蛍光色というか、パッと目を引く色でした。
これは人間が廃棄したプラスチックが海に流れて
太陽光や酸化などの条件が重なりそれはマイクロプラスチックと言われる5mm以下の微小粒子になります。
厄介なことに、このマイクロプラスチックは有機汚染物質をスポンジのように吸い込み、
それらが溶けて滲み出たダシを食物連鎖の最下層であるプランクトンが吸収してしまっているという問題が起っているそうです。
それが今、海を覆い尽くそうとしているそうです。
太平洋では固まってゴミベルトのような状態になっている。
たくさんの展示の中で、ひとつだけその有害なプラスチックの構造が顕微鏡写真でありました。
ナンダコレハ?
と思ったらそういうことでした。
どんな小さい世界でも、違和感を感じるんですね。
違和感を感じるように展示もされていました。
人間はたくさんのゴミを出しておきながら、一方で自然に魅力を感じていたり、
なんとも勝手な生き物です。
映像の展示もありましたし、サウンドは坂本龍一教授だそうで、それも海の中にいるようなそんな気持ちが味わえました。
小さいギャラリーやお寺で観る展示も面白いし、
さすがに美術館という鑑賞を考え抜かれた展示にも面白さを感じられる写真展でした。
写真展もまたいろんなところに行きたいです。
6月11日はこちら、大学でお世話になった永坂先生のお話を聞きに行こうと思います。
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