2016-09-09
色褪せる写真。
カラー写真は褪色します。
色がどんどん褪せていきます。
写真の中で時は止まっているように見えるけど、写真が色褪せていくとき。
人は思い出まで劣化してしまうような錯覚に陥るかもしれません。
あぁそんな切ないことってあるんだな〜。
と、ある話しを聞いて思いました。
忘れたくない時間がある。
一方で忘れてしまいたい思い出もあるけど…
人間は忘れていく。
乗り越えていく。
図らずも時間が薄めていく。
その流れを写真はある意味、必死に止めようとする。
食いしばって、写真にしがみついて、あのときに執着しても
時間は許してくれないのかもしれません。
写真は、そんな流れの中にある、無駄な抵抗の一部なのかもしれないな〜と、
ふと思いました。
そう…だから。
写真が人に与える影響。
作用する力を、もっともっと考えた方がいいんだろうな〜。
色褪せないことが果たして正解なのかどうか?
ゆく河の流れに逆らわない、寄り添える写真、あるいは乗り越える写真、
は在り得るのかどうか?
とふと思った。
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