西海岸日記3
今回はいろんな偶然が重なって、ピンと来たので行きました。
写真をするのにこれは勉強になる。今再度、行く必要がある!と強く思ったのです。
サンフランシスコとモントレー、カーメルへ。
久々の海外、久々の西海岸。
ちょうど、長女が10歳になる日の前に帰ってきました。
やはり、誕生日当日に不在なのは、母としてダメだろうと思ったので。
というか、子どもが7歳と10歳で、母が海外へと、家を空けたらダメでしょう!
とほんとにずっと私も思ってました、こんな私でも。
だから、こんなにも早くこの日が来るとは、
まだまだ、先にいつかそんな日も来ればいいな~くらいにしか
思ってはいけない!とダメなことなんだと。
でも、でもね。
その発想が全てのストッパーになっているんだな~と思って。
行きたかった だから、行ける機会があった だから、思い切って行きました。
それだけです。
もちろん、それを許してくれた環境があったからです。
子どもたちは私の実家から学校へ通っていましたし、その方が学校が近いから喜んでくれましたし。
私の両親が見てくれたからできたことです。
子どもたちの年齢も、次女が1年生になって、最初はまだまだ一緒でないと寝られな~い!とか言ってくれてたんだけど、
夏休みが終わった頃からすっかり1人で本読んで寝るってできるようになりまして。明らかにステップを一つ、昇ったな。と思ってはいたんです。
そんなタイミングの中にあって、今回の話でしたのでね。
これは大丈夫ちゃうかな~って思って。
そりゃ、勝手ですけどね。
この思い切って行ってしまったというこのエネルギーは、想像以上に膨らんで返って来ると思います。
着いたら、それだけでも、空気吸うだけでも楽しい!と思ったんですが、
それだけではなく、すぐさま跳ね返ってくるのを感じて。
なんかそういうことも、以前の私はわからなかったと思うんです。
若い私なら、世の中に対する感度が鈍いというか。
全てにおいてそうだと思うんですが、経験が感度を上げてくれます。
だから、若いと気づかないことが増えていってるわけで、
17年前に同じ場所に行って勉強しに行ったんですが、その時は感度が低すぎて
ISO100だから、写るもんも写らないって感じ。
今はISO1600くらいにはなってるやろか?
6400と言いたいけどそれはまだこの先のお楽しみかも~。
できる話が違うとか、見えるものが違うとか、話せる内容が違うとか。
責任負えるとまた世界が変わってくるので、いいこともありますね。
今回は学生の時に研修に行ったのと全く同じところへ、
同じような行程で行ったので、その差がほんとによくわかりました。
年齢という経験が、可視光線を増やしているんだと。
お仕事の話もたくさん出ましたし、今後実現させていきます。
アメリカに行って、つくづく私って、京都に住んでいてよかったな~と思いました。
今回の渡米というのは、私の大学時代の教授である先生が、カリフォルニアのカーメルにある、写真コレクションでは世界一と言われるギャラリーで展示をするということで、そのオープニングレセプションに合わせて、先生が行かれるのにご一緒したのです。
もう卒業して16年になりますから、そんなつながりが今もあることにも驚きですが、
昨年の11月に「ちょっと大学にきませんか?」と先生からメッセージをもらい、
その時にこの話を聞いて、「私、行きます!」ってことになったんですよね。
先生もサンフランシスコのMoMAで開催されている卒業生で私より後輩にあたるんですが、Souhei Nishino 氏の展示も見てみたいし、ということで、一緒に行きました。
先生って人は、すごく有名でそのギャラリーとも契約があるし、
ヨーロッパ、ロシアでも展示をしているし、
国宝の撮影を任されたり…そんなそんな凄い人なのですが、全然偉そうではなくってね。
先生の雰囲気は最初はちょっとわかりにくい、と思っていたんですが、
少年のようなというか、それは少年そのもので、ピュアな方なんだと思います。
でも写真は度肝ぬきますし、写真家としての生き抜く力強さも感じます。
言っても、大学教授ですからね。
私の写真も見てもらったらいいんじゃない?って行く前に先生も言ってくださったので、そんな時間があるかわからないけど、ポートフォリオを持って行ったんですよ。
アメリカのキュレーターさんに見ていただき、お話もしてもらえました。
そこで聞いたお話。これからの展開の仕方。
先生のレセプションで、感じたギャラリーの力、キュレーターの頭、そして写真の威力。
レセプションに来た著名な写真家たち。
先生と美術館でしたお話。
思っていた以上の、予想をはるかに超えたものを目に、耳に、空気を感じて来た!
という気持ちです。
そして、その後、1人残って、サンフランシスコとバークレーという町でスローフードについて、
いろいろ見たり、食べたり。写真を撮りながら何時間も歩いたり。
オーガニックスーパーを案内してもらったり。
食に関してもいろいろ仕入れてきました。
結論を言えば、日本食ってすごい!と改めて思ったわけです。
またそれも追い追い書くかも。
そして、 Photo ♥︎ mama グランプリの写真もね、
永坂先生にゆっくり見てもらって選定してもらったんです。
またお知らせします。
今回は VIPでしょ!!
先生がとっても感心してはりました。
そして、めちゃくちゃ悩んでくれました。
そんなこんなで、どんなことを学んで来たかは、またレッスンでもこちらにも書いていきたいと思います。
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