七五三
さて、10月もあと1日。
七五三シーズンがやってきました。
一足早く、10月に撮影をしてください。というご依頼もあります。
11月になると混みますしね。
今日はそんなお写真から一部ご紹介します。
ご依頼いただく方の中には、一人で歩くのが困難だったり、お話は特にしないお子さんもいます。
その子のご家族から私はたくさんのことを教えてもらいます。
どう表現していいのかわからないですが、
そのご家族はとても清々しいと思います。
そして、写真を紹介することも快く承諾くださいます。
これはね、今の時代、
インターネットに子どもの顔を載せるということに慎重なお考えの方もいらっしゃると思いますので、遠慮なく断ってください。
と私もいつも伝えるのですが…
「いいですよ!」とおっしゃっていただけるその意味。
それは、何かの理由で家族で写真を撮るのは難しいとお考えの方がいらしたら、
どこかで、ジッとしなければいけない、順番を待つのが苦手だから…と考えている人に。
こうやって出張撮影で、ある程度待ってくれるカメラマンの増田って人がいるよ。
ということを伝えるため、だと思うのです。
私はお子さんのキラキラした瞬間や、親子の時間をそっと撮りたいと思っているだけなので。
もちろん、集合写真や、祈祷シーンや、ある程度、撮らなければいけないリストを頭には持っていますし、事前にお伺いして、希望シーンなども把握して撮影するのですが。
そんな中で撮るべき写真を撮る合間に、私の好きな瞬間を探しているんだと思います。
光と、空気と、写ってくれる方を、写真という四角の中に上手く合わせて写し込むこと、
それを楽しいと感じて、その瞬間を待っているだけなんです。
だから、例え独りで歩くのが困難でも、
元気いっぱい走ってカメラの前を通り過ぎてい行かれても、
恥ずかしくってモジモジしてなかなか動けなくても、
テンションが上がり過ぎて一回転しそうなくらい感情が押さえきれなくなっていても。
ちょっと寂しい気持ちがあっても、
神主さんがフンフンってするのが怖くて泣いてしまっても、
もっと言えば、私の言うことを特に理解してくれなくても。
実際、それはあんまり関係ないです。
その子がそうしたいなら、やってみればいいと思っているだけです。
カメラがあるから、撮ってもらわないとダメ!ということはなくて。
こんな風に立たないとダメ!ということもなくて。
まっすぐ立てたら、格好いいね!というし。
恥ずかしそうにしていたら、恥ずかしいそうなところを撮るし。
撮られるのが嫌だったら、じゃ一緒に撮る側になってみよう!と言う。
話は変わりますが、今朝、
うちの次女は、保育園に行くのに、通常「リュックサック」での登園なのですが
なぜか、給食袋の中に、着替え上下、タオル大小、ビニール袋、給食の用意、歯ブラシ。
といういつもの持ち物を無理矢理に詰め込んで、
給食袋って言っても、お弁当が入るくらいの巾着袋ですよ。
ギューギューに詰め込んで、
「これ一つで行くわ!」と言うので、
「え?あ、はい。どうぞ。」と言いました。
「ダメダメ!」って言っても、一生懸命入れてたしね。
ま、一応リュックサックで行くことになっているけど、忘れ物はないしね。
給食のコップと着替えを一緒に入れるのはどうかと思ったけど、
それもコップ使うのは本人だしね。
汚れ物を入れるビニールは他にあるしね。
なんか、問題ないな〜って。困らない。
先生はもしかしたら「ダメ」って言うかもしれないけど、言われたら本人がまた考えるだろうし。
遠足だったらダメだろうけどね。
遠足のときはそんなこと言わないからね。
というワケでとっても楽しそうに登園しました。
風邪ひいてないのに、マスクしていきますしね。
怪我してないのに、絆創膏しますし、
この前は生理ちゃうのに、ナプキンつけてましたしね。
ま、なんでもやってみたらええんちゃうかな〜と思うんですよ。
やってみて本人が知れば、ダメダメ言うより、結果速いでしょ。
子どもの撮影も結局そういうことかと思います。
こうしなきゃいけないってのは、よく考えると案外ない。
その子の個性こそ、写すべきだと思うし。
それを望んでご依頼くださる方が多い。
だから、私なりの撮るべきシーンはありますが。
いくらでも臨機応変に対応できる、頭を柔らかーくして撮影しています。
それぞれのペースがありますもんね。
対人間として、撮影していきたいなーと思っています。
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