光の通り道
写真のレッスンをしていて、ああ!そうか!と思うことがあります。
それは「みんなには見えていないんだ!」ということです。
「みんなには、光がレンズを通るとどうなるかが、見えないんだ!予想がつかないんだ!」ということです。
私には見える。
これは長いこと写真を撮ってきたから、その癖のようなものです。
でも学生の頃はそんなこと考えなかった。
2件目のアシスタントをしていた事務所で、ハッとわかったのです。
その先生が撮った写真を毎日毎日見ていて、気づいたんです。
特に料理撮影という、狭い空間を切り取る写真だからだったのかもしれません。
写真を撮ってきて、光を意識している人は、きっとそうだと思います。
何も私のスペックではありません。
「この光は、この反射は!」と外を歩いていても思うのです。
『おいしい!』というか、いい感じの反射を見つけるとそれはまるで『宝の山』なのです。
ただの葉っぱに反射した光でも、レンズを通すとこんな風にボケて、玉ボケになるだろう!とか
背景にこれをぼかして入れたらこうなるだろう!って。
想像がつく。
お料理をする人には、鰤のお頭が宝に見えるだろうし、
大根の葉を見ても「いい漬物ができそう」と思うだろうし、想像がつく。
からすみをパスタに入れた人も、きっと合うんじゃないか?と想像したことでしょう。
「これも一回、ぬか漬けにしてみたらどうかな?」と長イモやアボカドを着けた人は偉い!
あ、そういう話ちゃうか…
何でも、やってみたら、「なるほど、こういうことね~♫」ってことが日常にも色々あって
写真においては光もそう。
一方で構図から魅せる写真というのもあると思います。
これは二次元なイメージです。
光や反射というのは、奥行きが必要になることが多いので、三次元な世界とも言えます。
写真がない時代の人は、絵画で表現するために、とても苦労したことでしょう。
宗教的な絵画などは、「見るのは難しいな~」と苦手意識があっても
「光」という観点から、15世紀~19世紀前半の絵画を見てみるのもとても面白いです。
画家はすっごく光を見て、捉えて描いているな~と思います。
「光の通りみち」がよくわかる。
そういうことを教えてもらえるので、今年はもっと美術館などに足を運ぼうと思います。
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