2016-05-13

KYOTOGRAPHIE へ。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 へ行ってきました。

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京都の15会場で写真の展示がされています。 2016.5/22(sun)まで

ズラズラっと会場ごとの展示の内容をWebで確認したとき、
これは観たいな〜っと思ったのが、

ティエリー・ブェット 『うまれて1時間のぼくたち』 (御池ギャラリー)

クリスチャン・サルデ 『PLANKTON 漂流する生命の起源』(京都市美術館)

アルノ・ラファエル・ミニケン 『Snake in the Water』(建仁寺)

に行きました。

その間にある展示も見て回りました。楽しい1日でした。

最初に観た、『うまれて1時間のぼくたち』っていう、生後1時間以内の赤ちゃんを撮った写真展は

とても面白かった。
25人くらいかな?ズラズラっと、産まれたての子の写真が飾ってありまして、
実物大よりかなり大きい展示です。

撮影が出産後15分くらいの子とかは 年齢 15 分  って書いてあって、

並べて初めてわかることってありますね。
比較という意味ではないですが、人間の性格はお腹の中からあって、
出てきて60分以内でもしっかり性格が写真に現れるもんだな〜というのが、よくわかります。

強い意思を象徴するように、ギロっとカメラを見ている子。
いや、カメラの向こうすら見据えている子。
大あくびをする子。ぺろっと舌をだしたりおどけてる子、穏やかな顔の子。

生後間もない人間。

写真にすでに力強いものがあるので、
しっかりきっちり写し撮ることが大切で、それ以上はもうないの。

その状態をしっかり写して枚数集めてなんぼ、だから。

変にフワフワさせたり、前ボケ入れたり、色味変えたり
そういう小手先のことじゃ無いんだな〜と思いました。

そのままをきっちりしっかり撮ること以上のことが必要ない。
揃えて撮る威力をね、見せつけられたのでした。

ああ、そうなだな〜と思って。

フワフワっとした女子写真もいいと思う。

けど、もっともっと、撮る意味考えて、撮ったらなら、
必然的にそうはならないんじゃないか、その選択はしない、と思うな。

それって言わば、何食べてもケチャップ味みたいなもんで、
せっかくの素材の味を無視しているような気がするんですよ。

例えば、自分んちの子でもない「よその子」の生後間も無い写真を撮るとしたら?

二度とは来ない、二度と撮れない、貴重な生後15分の顔。

もっと撮る前に撮る意味を考えるんじゃないだろうか?

それと同じく、うちの子も、例えば、6歳5ヶ月と10日の子。

これは二度とは来ないわけだから、
目まぐるしく変わる生後すぐとは違って違いが分かりにくい としても
やっぱり同じ、貴重な一瞬だな〜と思うのです。

他の展示(プランクトンの世界、建仁寺)に関してもまた書きたいと思います。

今回ギャラリーを回る際に撮った写真。

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