2016-05-27

階段をゆっくり行くか、はしごで先に登るか?

ママのための写真教室は、3回コースにして、説明の仕方もガラッと変えました。

以前は一つ一つ、丁寧にボタンの説明をしていました。

階段をひとつずつ登っていく感じ。
足元を固めながら。

でも今はとにかく撮ってから理屈を知ってもらうように

はしごでパパッと先に高いところの景色を見てもらって
足元が悪かったところだけ、補填する感じ。

先に結果が出た方がいいかな〜と思って。

理屈を分かっていなくても、
先に撮って、なんでそうなったか?検証する方がアクセスがはやいかな〜と思って。

でも、人それぞれで、ゆっくり、一つずつの階段を上る方がいい場合もあるなーと思う。

「なにこれ?なにこれ?どういうこと?」

「あ〜そういうことか〜!」って一つずつ積み上げるのもまたいい。

どうやって勉強するかは置いといて、実際撮影するときは瞬発力がいる。

特にスナップ、子どもを撮る場合は。

だから、カメラ持ったら「早送り」の感じで動き出さないと間に合わない。
準備に「手間」はかけるけど、「時間」はかけられない。

だから、倍速で動く。

撮る場所の選択をする、光を見る、切り取る範囲を考えて、レンズを決める。

ここまではちゃちゃっとやってしまわなければいけない。

そういうと難しいけど、慣れです慣れ。
ほぼ習慣です。

ルーティンワークです。

カメラ持ったら、たとえ携帯カメラで撮るとしても
どっちから撮ったほうがいいか?考えて相手にカメラを向ける。

カメラ出してから、「やっぱりこっち、ううん、こっちかな〜」ってやってたら
撮られる方は待ってるのがしんどくなるでしょ。イコール表情が出ないってことです。

だからカメラ出す前に撮るポジション考えとく。

で、その場に行ったら、「あれ後ろの歯医者の看板が入るやん」ってなったらちょっと動く。
「あ、あの自転車の人がもうすぐここ通るな〜」とか予期せぬ出来事があるでしょ。

その間に一回試しにシャッター押して確認しとく、
それで、ついに主役の大御所が登場するって段取りですよ。

始めたばかりだったらわからないのは当たり前だから、
今はわからなくてもとにかく撮ってみよう!

このアプローチは間違っていないと思う、ずっと6年やってきて出た方法だから。

Photo ♥︎ mama でわからなかったら聞いてくれたら、とことん説明します。

きっと説明するのが好きな人間なんだと思うんです。

でもPhoto ♥︎ mama に来てない人にはあんまり言わないと思う。
人見知りだから。

それでね、レッスンが終了しても SNSなどで皆さんの写真を見ることができたりもするんですが、

「うわ!めっちゃいい!これ!」ってことが最近増えてる気がして。

写真の技術もあるし、色々知って、単焦点レンズを買ったこともあるんだろうけど。

やっぱり伝えたいことがしっかり見えるというか。

「意思」が感じられるから、だから人は「アッ」と「ハッ」と思うんですね。

だから、技術先行で頭デッカチになる前に、今のそのままの感性でもって撮ってください。

感性はすっごいのみんなあるの。
それは今まで生きてきたらできるって。20歳とかじゃないもん。

やっぱりさ、すり減ったり、傷ついたり、それでどんどん感じられる、感度が高くなるでしょ。
出産もそうだけど、大変な想いして、見る景色の凄さとか、でも日々の諸々とか。

色々あるでしょ。色々あるから面白い。

そういうところが、ママにお伝えする醍醐味。

私ね、なんとなくだけど、この人、きっとすごいことになるよ!ってわかります。
今、アウトプットする手段がなかっただけで、この人、カメラを手にいれたら、写真に吐き出せたらすごいだろうな〜って。

大丈夫だから、わからなくていいから。

いっぱい撮ってください。

この写真は、カメラの準備中に間違ってシャッターを押してしまったもの。

D3S_0721

なんか気にいってます。

たまたまいいのが撮れたりするのが、カメラの面白いところでもあるんです。

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