2013-06-25

マタニティ撮影。

昨日はマタニティ撮影に行って来ました。

私がほんとに小さい頃、生まれた家の近くです。
うかがったお宅は外観こそ変わっているものの、私には懐かしいところでした。
場所というのは器ではなく、空気だと思いました。

なんだか、不思議なご縁です。

写真をしていて、いいなと思うのは取材などで普段は入れないところに入れたり、会えないような人に会えたり特別が味わえます。
それは有名な人でなくても一緒です。そしていっぱい相手のことを考えられることです。

いつもマタニティ撮影では、事前に『お腹を出して撮影しますか?』と聞きます。
しっかりお腹を出して写しておきたい人と、服のままでいいという人がいると思うからです。

お腹を出す場合は、固いコルセット的なものはつけないで腹巻きで当日いてくださいとお願いします。
服のままの場合は、何色の服かなどイメージも聞きます。
また、お二人目以上の妊娠の方には、上のお子さんと一緒に撮影したいですか?も聞きます。
私としてはお兄ちゃん、お姉ちゃんになるお子さんとの時間を写してください、という想いもあります。

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お腹をなでなでしてくれるMちゃん、2歳。

で今回は、前日はお腹はださないとおっしゃったTさんでしたが、
ご主人の助言もあって当日やっぱり撮りたいな、とおっしゃいました。
もちろんそれもOKです。迷いますよね。

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なんというか、ご本人が撮っておきたい写真をその方の雰囲気とその場の状況を見て撮ります。
そういうのがいいと思うんです。
すべて違う環境で撮りたいのです。
みんなが違うのが普通だと思うからです。
そうじゃないとプリクラじゃないか?

写真はとどのつまり、偽りだと、偽装だ、とも言えますが、それでも私は本当の「らしさ」を写したい。
私のフィルターを通してはいるけれど、その人らしさを撮りたいと思います。

掲載にご協力いただいたTさん。
ありがとうございました。

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