ママのための写真教室 コトリノスグランプリ 課題部門
今日ご紹介する写真は、コトリノスグランプリの課題部門「食・食べる」にて審査員 田中愛子先生 が選ばれた写真です。
まずはこちら
飯坂征美さん「レモン愛歌」
そして、もう一枚がこちら
山下久子さん「うれしいひ」
この2枚です。
こちらの2枚は初めての試み、課題を「食・食べる」と決めての課題部門の入賞者です。
(従来通りの「 Precious Moment 」の自由部門の発表は明日で、明日から一般の投票を開始予定です)
今回はお一人でそれぞれに2枚出すことが可能としました。
で、課題のテーマもあって、食のスペシャリストのこの方に審査はお願いをしました。
「もっと、テーマを深めてほしい」というのが全体を見ての審査員のコメントでした。今回選ばれたこの2枚においては、食へのオマージュが感じられるかどうか?というところが、審査基準だったように思います。
飯坂さんのお写真は、お子さんのレモンに対する好奇心がキラキラした表情によくわかり、食べることへの意欲や楽しさが伝わります。
応募の写真は、子どもが豪快に食べる、食べている瞬間の写真が多かったのですが、その中でこの2枚には可愛いの向こう側にあるメッセージが見えたように思います。
山下さんのケーキのお写真も、特別な日のケーキを主役にお子さんの表情が効果的に撮影できていて、構図にも無理がなくシンプルかつストレート。
食べることへのリスペクトを感じられる写真というのが選考の理由でしたね。
食べている瞬間以外で「食」というテーマの写真ということももちろんあり得るんです。そういう写真は少なかったですが、他の方にも見られました。
「食べる」ってね、「生きる」ことだと思います。
そういえば、昨日、ある仕事でお料理とそれを作った人物を撮影しました。
その人は材料、調理法ももちろんですが、漢方とか植物性の食材などへのこだわり、食べ方、取合わせ、設えへの関度が高い人だな〜とすぐわかります。私もそういう考えがどっちかというと好きなのです(が、私はお肉もガンガン食べるんです)
で、その人はお会いした瞬間から、「仙人」みたいで、独特の雰囲気がありました。
それは、その人のお考え、また食べるものから成り立っているのですよね!
と思わずにはいられない。
仙人。何かを超えた人。如来。なんかそういう雰囲気。
ほら、大変な修行をされたお坊さんとか、精進料理とかにもそういう
「簡単にはイライラしないの…」という落ち着いた空気があるじゃないですか!
「食」がその人のすべてでは、もちろんないと思う。
しかし無関係ではない。食べ物の発する何かが、影響する場合もある。
だって今日ね、別の仕事でとっても穏やかそうな人を撮ったんですが、食へのこだわりは全然なくってパスタがあればいい!って言ってましたから…あえなく仮説は覆された。
ま、何事も絶対はないわけです。
だから、何が言いたいかっていうと、「食べる」「食」というテーマから何を広げていくか!
「食べる」ということにあなたは何を見るか?
食べている瞬間からその先へ、何をとらえるか?
ということをもっと考えて深めていこうというのが、審査員の先生のおっしゃったことです。
ここに参加しているのは、お母さんばっかりだから、子どもにご飯を作る人が多いと思うんです。
子育ての中の大きな要素のひとつに「食」があると思うんですよね。
食の好みや、意識っていうのも、この先ずっと持ち続けるものでもあります。
健全な肉体にもつながり、そしてそれが、健全な魂にもつながる、そういうものですよね。
そういう意味の お母さん と 「食」という写真をもっと撮っていけたらいいですね!
※明日は自由部門を発表します!
参加者募集中です!!!
【日程】2019年
1回目 2/18 (第3月)室内にて基礎実習
2回目 3/18 (第3月)室内にて撮影練習
3回目 4/1 (第1月)屋外撮影 現地集合解散(伏見港公園付近を予定)
【時間】10時半から12時
お子さまとご一緒にお越しいただける広いスペースです。
お越しいただける皆様を募集しています。
現在募集はこちらのみです。お考えの方は是非お越しくださいね。
場所・料金など詳しくはこちらをご覧ください→ https://cotorinos.net/joinus/
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