豆写真
先週は「豆」に纏わる写真を撮影するというお仕事をいただきました。
どんな写真を撮るべきか?撮らざるべきか?で頭が豆のことでいっぱいでした。
撮る限りはですね~、作り手の思いはもちろん、
豆の花とか、マメ科の植物とか、豆・豆製品。
豆の効用、豆の歴史、豆腐製造に関わる道具とか、昔の製法とかとか。
ちょっとしたことでも背景に使えるかもしれないし、知っていて損はないのです。
どんなイメージかはあなたに任せます!って言ってもらった。
これは私には超ラッキー!
社長のお話を聞いて帰り道。
担当者さんとお話していて、ターゲット層が割と私に近い年齢ということから、
「私の好きに撮っていいですか?」って聞いたら、
「とは言えども、ちょっとはPOPさを残して欲しい」という担当者のお言葉。
私より若い子にもキャッチーな部分が今回はやっぱり必要。そう場所柄。
う~ん、ナチュラル志向且つちょっと映えるヤツよね…燃える話。
あとはデザイナーさんにお任せするので、本日、私の手を離れて行きました。
私は、卵をひよこにするような仕事です。
形にする。
そこから、デザインやタイポグラフィーで装飾されて、時にはイラストも入り、
印刷製本されて、表紙がついて、雑誌やカタログ、書籍になる。webで公開される。
それが完成形。オトナにいつの間にか、なったはる。
私が撮った写真はみんな、私には「雛」なので、
あとはどうぞお願いします。
いい子に育ててくださいって、そんな気持ちです。
どの子が選ばれるかもわからない時もあるので、
おお!そんな感じでこっちを使いましたか~って時もあるし、
なんで??あの子は?あの子には思いが強かったのよ!って時もある。
とにかくどの子が選ばれても、私には責任があるので、どの子も素晴らしい状態で送り出す。
ほんと、それしかないな~と。
ここんとこの仕事でも強く思います。
それでも選択肢はある程度多く、ちょっとでも使いやすい写真の方がデザイナーさんにも喜んでいただけるだろうと、可能な限りのバリエーションは渡したい。
だから絞り込みすぎてもいけない。
時に、おおお!!!しまった~。
粗相をしてるやないか!みたいなことがあるからです。
嗚呼恐ろし。
赤ちゃんの晴れの写真にシミっ垂れたスタイを着けたままだった…みたいな気持ち。
豆ね!豆で唸る写真を撮るぞ!って意気込みだけでなんぼでも撮ってしまいそう。
小道具もね、今回も揃えました。
それもたまたま行った先でちょうどいいのを見つけてしまって。
多分、アンテナが張っているので、ピシピシ勝手に視界に入ってくる。
しかし、プロなので…
これは別件であるライターさんに最近言われたことなのですが
「お金もらうまでが仕事!」ってまさにそうですよね。
それがプロですよね。ってそれこそがプロですよね!!
私、そこ弱いので、頑張りますわ。
写真はハーモニカリサイタルを開く次女。
自作の曲なのに、楽譜持参。
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