背景の明るさの問題
久々書きます。ご無沙汰しています。
月曜日は次女の保育園創立記念日につきお休みの日でした。
以前より私が一番楽しみにしていたのです。
こういう風に「休んでください」と言われると仕事も入れずに遊びに行くぞ!
と割り切ることができるから。
個展終了以来、毎日溜まっていた仕事をこなすのに精一杯だったのでした。
しかし、次女には当日までお休みの件は言っていませんでした。
で、当日「今日は保育園お休みだから、どこに行きたい?」と聞くと
「羊さんが見たい!」とのこと。
ピンポイントで羊さん?ということでハーベストの丘にふたりで行きました。
で、今日はそこで撮った写真を使って撮り方の話を書きます。
まず、質問されることが多いのが「こういうとき、どうしたら写りますか?」と聞かれることです。
こういうときってのは、暗い時とか明暗差が激しいときってことが多いです。
例えばこの写真は、人物の動きが面白いから撮りましたが、背景が見えません。白トビしています。可愛いですけどね、これは失敗。
でもぉ、後ろには羊さんが放牧されていて、きれいなんですよね。
で、今度はそれを撮ろうとすると、人物が暗くなります。よくありますよね。
振り返ってもらうと、顔はこんな感じ。暗~い。これも失敗失敗。(これは説明のためにわざと撮ったですよ)
だったら、どうするか?
背景を撮りたかったら、人物は顔を見せずに風景の一部にします。
切りとり方、人物サイズも考えます。
明暗差がある場合、カメラ内で合成する機能などがある機種もありますし、
新しいカメラはダイナミックレンジの拡大が大きく唱われています。
私が撮影したカメラはとっても古いので、もう少しマシに撮れるカメラもあると思いますが、
でもこういうもんなんです。
目では見えていても、(実は頭の中で合成しているという話です)カメラではどちらかしか写らない。
だから背景の白トビをどうするか。
背景の明るさに合わせるのか?
背景を上手く処理するのか?
これを考えなければならない。
どちらも必ず写さねばならないのなら、背景に明るさを合わせて人物に明るさを補充するしかありません。
それが、ストロボだったり、レフ版だったりします。
ということなんです。
ショックかもしれませんが、何を写すか?何が写らないのか?を考えて撮る。
性能を知るということはとても大事なことなのでした。
写真はオマケ。
羊の毛を刈る様子を、どこかの専門学校生に混じって見ている次女。
規律を保ちたいらしく、一列に並んでいる。
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